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喪中はがきについて

忌中と喪中の違いとは?

忌中と喪中は日本の文化

日本では、血縁関係にある親族が亡くなると、忌中や喪中の期間が発生します。
日本には古くから死は穢れたものであり、忌むべきものと考えられてきました。
身内の死を経験してすぐの状態は、まさに忌むべき期間であり、おめでたい席に穢れを持ち込まないように配慮すべき期間を忌中としたのです。
忌中とは、一般的に四十九日間とされています。
喪中は忌中に比べて期間が長く、約1年間とする場合が多いようです。
喪中は儒教の教えを発端として根付いたもので、古い時代にはさらに細かな規則もあったようですが、現代においては故人を偲ぶ期間が喪中、という考えでも間違いではありません。
喪中には宗教的な背景がありますが、喪中も忌中も日本の一般的な生活文化として根付いているものであり、無宗教であっても日本人では大多数がその期間中のマナーを尊重しています。

喪中と忌中にしてはいけないこと

喪中には喪中はがきを出す習慣は一般的ですが、喪中と忌中では、しても良いことと控えるべきことが若干違ってきます。
忌中の期間だけ気を付けたいこととして挙げられるのが、食べ物です。
地域によっては、忌明けまでお酒を飲むことが許されないところもあります。
また、あらゆる殺生を行ってはいけないとする地域の場合、魚や肉を食べることはもちろん、調理や狩猟、魚釣りなども行ってはいけません。
忌中については地域差が大きく、最近では気にしない場合も多いですが、念のために調べておきましょう。
また、神社での参拝も控えるべきとされていますが、神社によってその期間は変わってくるため、忌明けが心配な場合はお参りする前に神社に確認しましょう。
忌明けすればOKか否かの判断が分かれるのが、結婚式への出席です。
忌中期間は、自分で慶びごとの席を設けたり、他人の慶びごとへの列席は控えるべきですが、喪中の出席はそれほど深いつながりのある相手でなければ問題なさそうです。
ただし、前々から計画していた結婚式などの場合は日時が動かせないケースもあるので、そのような場合は周りに了承を得てから行うようにしましょう。

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