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喪中はがきについて

注意しておきたい、喪中はがきの切手のマナー

白上がりの胡蝶蘭

喪中はがき用の切手には、郵便はがきの場合には胡蝶蘭の印刷された通常はがきを使用します。
私製はがきの場合は、喪中用の切手にはブルーを背景として、白、グレーの小さな花がちりばめられている弔辞用切手を利用します。
胡蝶蘭は東南アジアに分布・由来する花で、フォーマルな花として、お祝いなどにも良く利用されますが、最近は、お悔やみや法事などにも使われるようになりました。
以前は「白上がり」で菊がよく使われていましたが、最近は胡蝶蘭も増えてきています。
お悔やみの場では、派手な色彩やトゲのあるものは嫌われます。
また、四十九日までは、白上がりという白一色の花が原則になります。
白の胡蝶蘭はこの2つの条件にピッタリ合致します。
また、洋花葬にも和花葬にもマッチします。

菊から胡蝶蘭

花言葉としては全般的には「幸福が飛んでくる」「純粋の愛」に代表されますが、白い胡蝶蘭は「清純」だそうです。
ちなみにピンクの胡蝶蘭は情熱的な愛を表現しています。
菊が嫌いという人にも胡蝶蘭は受け入れられているようです。
メンテナンス的にも、普通の花は1日に2回ほど水をさす必要がありますが、胡蝶蘭なら10日ほど水を差さないでも保ちますので、遺族にも負担がかからず、喜ばれます。
郵便はがきの切手欄(料額印面)には、やまゆり、山桜、胡蝶蘭の3種類の花が描かれています。
やまゆりは普通紙、山桜はインクジェット用のはがきに使用されています。
胡蝶蘭のはがきは普通紙が緑、インクジェット用がブルーで印刷されています。
喪中はがきのや寒中見舞いのはがきを見ると、郵便はがきの場合は殆ど胡蝶蘭が使われています。

切手類の購入にネットショップ

郵便局、コンビニ、金券ショップ、ネットショップなどで買う事ができます。
金券ショップでは郵便局やコンビニより安価な価格で購入できます。
日本郵便が運営する「郵便局のネットショップ」では、定価ですが切手やはがきを購入できます。
近くに郵便局がない方や、日中お仕事の方はご利用ください。
送料が全国均一で720円発生しますが、5000円以上の購入で無料になります。
皆さん切手類の購入は現金だけと思っているかもしれませんが、クレジットカードやゆうちょ即時振替、コンビニ決済、Pay-easy、Biz@gentなども利用できます。
使えるクレジットカードの種類などは日本郵便のサイトでご確認ください。
郵便局でも喪中はがきを依頼すると、胡蝶蘭のはがきを用意してくれます。
日本郵便のサイトを見ると、通常はがきの中に、「通常はがき・胡蝶蘭」として、「寒中見舞いや喪中欠礼はがきにもご利用頂けます」と注釈が書かれています。
通常はがきの位置付けですから、他の用途にも使えないことはありませんが、既にイメージが定着しているので、他の用途には、山桜や、やまゆりを使いましょう。

慶弔用の切手

私製の喪中はがきの場合、切手を貼る必要があります。
残念ながら、慶弔用の切手の種類は少なく、弔事用のはがきに使える切手は「弔事用62円普通切手花文様」と呼ばれる切手のみです。
(50円等の別額面はあります) 弔辞用の切手を貼る事で、少しでも気持ちが通じれば良いですね。
くれぐれも記念切手や派手な色彩の切手を使わないようにしましょう。
最近は、年賀状欠礼挨拶や、寒中見舞いを封書で出される方も多いようです。
はがきは基本的には簡易版なので、より詳細な内容や、思い出などを記すには封書が適しています。
落ち着いた色調の封書を用いて、故人との思い出などを語るスタイルも増えているようです。

まとめ

普段考えることのない喪中はがき、切手類にまつわるミニ知識について整理しました。
時代の変化とともに、そのスタイルも少しずつ変化しているようです。

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