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喪中はがきについて

喪中はがきが届いたら線香を送るべきですか?

喪中はがきがきたら

11月に入ると、年賀状の用意や、おせちの予約など、2ヶ月先ではありますが、はやくも年末年始の準備に入ってきます。
そんな頃、喪中はがきが思いもよらず飛び込んで来ることがあります。
最近は、都市部では葬儀も家族葬や直葬など、葬儀の簡便化が多くなっています。
喪中はがきで始めてご不幸の事実を知ることも多くなりました。
また、転勤の多いサラリーマンは、年賀状だけのお付き合いしかない場合も多く、喪中のお知らせで突然、ビックリすることも多いと思います。

喪中はがきへの対応の仕方

喪中はがきに対する対応は、基本的に「年賀状を送らない」という対応で、失礼にはあたりません。
故人との関係で、なんらかの思いをご家族にお伝えしたい時には、松が取れた後、「寒中見舞い」として、お悔やみをお伝えするのが一般的です。
喪中はがきや寒中見舞いの書き方にお悩みの方は、インターネットサイトにたくさんの文例があるので、参考にしてください。
最近では、「喪中お見舞い」として、お線香やお花など、お返しの必要のないものをご家族に送ることで、思いを伝えることも多いようです。
今回は喪中お見舞いについて整理します。

喪中お見舞いに何を選ぶ

喪中お見舞いに何を贈るかについては諸説あるようですが、基本は失礼にあたらず、無難なものを選ぶのが基本です。
テレビコマーシャルに踊らされているかもしれませんが、広告などで宣伝されているものなら、先方にも意味が伝わるので、悪い判断ではないかもしれません。
喪中お見舞いには、贈答品に簡単なメッセージをつけましょう。
喪中お見舞いの定番はなんといってもお線香です。
お線香は古くから葬儀や法事などの贈り物として使われています。
お香典は「香奠」と言われていたこともあり、香りを供えるという意味を持っています。
仏教ではお香が、「仏様の食べ物」とされており、葬儀の際の食事の提供も、そこから派生していると言われます。
地方では葬儀の際、食べ物を供することもありますが、これもその流れです。
お線香が喪中お見舞いに使われ出したのは、それほど古い時代ではなく、まさにお線香メーカーのマーケティング戦略として登場しました、無から市場を創造したという意味では、大変素晴らしいマーケティング事例かもしれません。

お線香以外では何が使われる

ただ最近は、お墓が実家や遠いところにあることも多く、お彼岸(春・秋)、お盆、 命日、年末年始などのお墓参りの機会に、お参りにいけないこともよくあります。
そんな家族にとっては、お線香が余ってしまうということも多いようです。
香りの好き嫌いもあるので、お線香以外のものも検討する余地があります。
お線香以外でよく使われるのが、お菓子、お花、お茶です。
法事などでもお供物としてよく使われます。
お花は四十九日までは、白の花を使いますが、時間がたつにつれて、「弔う花」から「偲ぶ花」へ変わり、故人の好きな花をあしらっても失礼ではなくなります。
生花の雰囲気を長期間維持できるブリザーブドフラワーなども使われますが、お返しを意識させない、お礼状で済ませられる範囲のものを選ぶのが基本です。
喪中お見舞いを贈る時には、四十九日までは「御霊前」、四十九日明けから「御仏前」の表書きを使います。
「御供」「喪中御見舞」はいつでも使えます。

まとめ

今回は喪中お見舞いについて整理してみました。
一般的に、喪中はがきへの対応は、年賀状を控えること、寒中見舞いのはがきを出すことで、ほとんどの方は対応しているようです。
喪中お見舞いは故人とのお付き合いが深い場合に、特別な思いを込めた対応の仕方です。

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