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年賀状について

家族に年賀状を出す時の宛名の書き方

年賀状の宛名書きの基本

1年の最後の仕事が、年賀状の宛名書きという方も多いと思います。
今回は年賀状の宛名書き、特に家族宛の年賀状の注意事項について整理します。
宛名書きは黒が基本です。
本当は筆を使って書ければ良いのですが、筆ペンや万年筆、水性ボールペンを利用しましょう。
油性のボールペンは略式のイメージがあるので、できれば避けます。
郵便番号の読み取りの関係上、色は黒か青に限定されます。
「筆耕」という言葉をご存知でしょうか。
楷書の毛筆書きで、正式な招待状を出す場合に専門の業者にお願いすることを筆耕と言います。
皆さんも結婚式の招待状などで、ご覧になったと思います。
やはり正式な宛名書きは黒と考えるのが妥当です。
最近はハイテク文具が流行っています。
消えるボールペンはもちろん年賀状には禁物ですが、修正液や修正テープなども便利なものが増えてきていますが、年賀状の宛名書きでは使用しません。
受け取った方が軽く見られたような、不快感を与えるツールの使用は控えます。
名前には当用漢字以外の旧字体の漢字も使われます。
昔は点が1つ多かったり、少なかったりしても、誤ったまま登記できていたようです。
ご本人は結構気にするので、旧書体や特殊な漢字も正確に記入するようにします。
年の初めに、不愉快な思いをさせないようにしましょう。

宛名の順番

ご家族宛の場合の順番は、家長を先頭にするのが基本です。
核家族化していますので、3世代家族は少ないと思いますので、2世代家族を基本に考えます。
このような場合は、最初に世帯主、次に配偶者、そしてお子さんの名前を書きます。
縦書きの場合は右から左、横書きの場合は上から下の順番で記入します。
ご家族の人数が多い場合は、ご家族様として書きます。
世帯主は姓名をフルで書きますが、それ以外の方は名だけを記入して、敬称もそれぞれ添えます。
お子さんの場合は、"君"や"さん"、"ちゃん"など日頃使用している敬称でかまいません。
お子さんとの面識や、ご家族の名前をご存じない場合は、もちろんお子さんの名前を省略してもかまいません。
2世代、3世代の家族の場合は、同じ屋根の下に住んでいても、それぞれ独立して生活している場合は、それぞれのご家族宛に年賀状を出すのが礼儀です。
もちろん、ご家族宛の場合は差出人も連名が良いでしょう。

縦書き、横書き

はがきの宛名欄は基本縦書きの仕様でできています。
縦書きで使用するのが原則ですが、裏面は特に制約のない無地のキャンパスなので、横位置でデザインすることもあり得ます。
横型のデザインは少し洋風で洒落たデザインになります。
このような場合、宛名欄を横書きで使用するのは問題ありでしょうか。
結論は親しい友人や家族であれば、問題ありません。
はがきの表、裏をなるべく縦書き、横書きで統一するのが、一般的には勧められていますが、裏面が横のデザインの場合には、宛名面を縦書きにしてもかまいません。
特に目上の方の場合は、宛名面は縦書きの方が丁寧なイメージになります。
宛名書きの極意は、まずレイアウトを決めましょう。
郵便番号の枠の下あたりに、住所をうまく納めます。
相手の名前を大きめに書き、自分の住所氏名は、切手欄の左右に納めるように記入します。
漢字はひらがなに比べて、やや大きめの方がバランス良くなります。
筆ペンなどを使う場合は汚れに気をつけましょう。

まとめ

年賀状を受け取った人がまず見るのは、2点に絞られます。
1つは、誰からきたのかを知りたいということで、宛名欄の差出人欄です。
もうひとつは裏面の絵柄やデザインです。
そういう意味で、年賀状の宛名欄は大事なコミュニケーションツールです。
相手の方が期待する年賀状を作りましょう。

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