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年賀状について

1月7日以降に年賀状を出す場合は寒中見舞い

年賀状と寒中見舞いの違い

年賀状とは、本来ならば新年の挨拶に伺うべきところを、 お世話になった全ての方にご挨拶するのは不可能ということで、 書面で失礼するというものでした。
それが近年では、お正月の挨拶として一般的に用いられるようになりました。
いつもお世話になっている方々はもちろん、 ご無沙汰している方にも近況を知らせるためにもできるだけ出すようにします。
年賀状は新年の挨拶ですので、元旦に届くようにするのがマナーとなっています。
喪中の場合には12月初旬までに喪中欠礼状を出します。
寒中見舞いとは、本来は1月5日頃から暦の「寒の入り」の時期に、 寒さの折、先方の健康を気遣って送る、季節の挨拶上のことをいいます。
一般的には、季節の挨拶はもちろん、 年賀状が遅れて1月7日以降に出す場合や、 喪中で出すことができなかった方への新年の挨拶としても使われています。
この1月7日以降というのは、 松の内という正月飾りを飾っておく期間が1月7日であり、 その松の内までがお正月であるとされているからです。

寒中見舞いを出すときのマナー

寒中見舞いとは、元々は季節の挨拶です。
しかし、年賀状が松の内過ぎの1月7日以降に遅れて出す場合や、 喪中のために年賀状を出せなかった場合にも行います。
年賀状と違い、1月7日以降は新年の挨拶ではなく、 「寒中の折」などと季節の挨拶から書き出し始めます。
こちらの近況や、先方の健康や安否を尋ねたりします。
年賀状の返礼が遅れた場合には、 お礼や返信が遅れたことをお詫びする一文を入れるのを忘れないようにします。
また喪中などでの欠礼の場合には、その旨も伝えるようにします。
送る際には、私製のはがきなどにイラストを描いたりして、 工夫を凝らすのもよいでしょう。
送る時期としては、「寒の入り」である1月5日頃から、 立春の前の日である2月4日頃までとされています。
その後、立春が過ぎても寒さが続く場合には、「余寒見舞い」となります。
この場合は、2月の下旬ぐらいまでなら出すことができます。

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